“ハンズオン形式でより理解を深めることができた” チームワークとMVCフレームワークを学んだPhase01を振り返る|データエンジニア・カタパルト2024開講レポート
エンジニアフレンドリーシティ福岡が取り組むこのプログラムは、福岡県内の大学・短期大学・専門学校などに通学する学生を対象に、約6か月で実践的なWebエンジニアリングとデータサイエンスの基礎を学び、学生の成長を加速させ、地元定着の流れを作ることを目指しています。
8月30日~9月27日に実施したPhase01では、オンラインライブ授業で、MVCフレームワーク(Laravel)を利用したWebサービスの構築を学びました。CRUDの処理やMVCの構造を理解しながら、徹底してコードを書く姿勢、自学自習を進める姿勢を身に着けていきました。
多くの学生が、これまでは“すぐにコードを書き始められる状態”でプログラムの構築を行ってきており、環境構築からスタートしたPhase01では、見たこともない画面や操作に戸惑う場面もありましたが、SlackのテキストやZoomのブレイクアウトルームを使い、P2Pラーニングで協力し合ってエラーを乗り越えていきました。
全9回の授業後に実施したアンケートでは、
- 「もともとコードを暗記する方法で学習していたので、覚えない学習法で勉強できて新鮮だった。」
- 「繰り返し自分自身で行うことで理解が深まること、また、詰まったり、うまくいったりした部分は積極的に共有したいと思った。」
- 「触ったことがあるフレームワークと比べて、開発者が欲しいようなツールやライブラリが揃っていた。」
- 「自分は基本的にPHPに対して苦手意識があるように感じた。」
- 「とにかくたくさん試してみることが新しい発見につながるということを改めて感じた。」
- 「ネットで調べたり、自学で進めたりするのも大事だが、授業内の質問で得られる情報はとても多く、一つの質問から派生的な情報が得られ為、もっと積極的に質問する機会を持つべきだった。」
- 「自分は失敗することに対して恐怖心を強く持っているということも改めて感じたが、プログラミングを通してそれを克服していきたいと思った。」
- 「詰んだ時に自分で解決することも力にはなるが、他の人に聞くことで自分にない筋道の解決方法を学べることに気づいた。」
という学びや気づきの声がありました。
また、期目の開講となるデータエンジニア・カタパルトで初めて、ボードゲームを活用した「プロジェクト管理講座」を実施しました。
データエンジニア・カタパルトを受講する学生の多くがプログラミング学習歴はあるものの、「チームで開発をやりたい」「実践レベルのエンジニアリングを経験したい」という動機で参加しており、技術面とあわせてソフトスキル面も育成したいという想いがありました。
そこで、福岡に拠点を持ち、プロジェクト管理ツールBacklogなどを開発・提供する株式会社ヌーラボさんにご協力いただき、同社が提供するボードゲームを活用したチームワークが学べる講座を10月5日に開講しました。
講座には、データエンジニア・カタパルトを受講中の学生12名に加え、修了生のOBOG、プログラム運営事務局のスタッフなど計16名が参加しました。
仮想の遊園地の建設を通して、スケジュールや役割など複数要素を考慮しながら見積もりや建築を行い、チームとしての「プロジェクト管理」や「段取り」を体験しました。
参加した学生たちへのアンケートでは、
- 「楽しいときほど、プロジェクトは成功するなと真剣に感じた。」
- 「リーダー以外にも役割があり、活躍できる場があると言う考え方が印象に残った。プロジェクトを行ううえで、様々な視点から考える重要性に気がついた。」
- 「チームでプロジェクトを進めるにあたって、それぞれの個性や状況を踏まえながら進めることの大切さを感じた。」
といった気づきがあったようです。開催レポートでは、講座の様子をさらに詳細に記載しましたので、ぜひご覧ください。