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若い力も続々台頭!福岡のエンジニアの多様性と広がりを感じられた1日 | EFCアワード2022CCレポート3

2022年12月17日(土)福岡市のエンジニアカフェにて開催されたイベントEFC AWARD 2022 Ceremony & Conferenceの模様を、4回に分けてお伝えします。
第3回はプロダクト開発部門の受賞者によるLTと、Engineer Driven Day 企業賞の受賞者によるLTです。

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イベントの動画 >> Engineer Cafe YouTube
Engineer Driven Day 受賞者

【テクノロジーの可能性を広げるプロダクトを創る、プロダクト開発部門】

頑張りの可視化で気持ちよく働けるプログラムを開発した「PM08:00-AM05:00」


情報系専門学校の4人組「PM8:00-AM5:00」が開発したのは、「code-de-kimotiyoku」というアプリ。技術者のコミット履歴を可視化するアイデアと、多くのエンジニアがインストールしているアプリケーションを使用しており、開発・実装がシンプルである点が評価されました。

VSCodeというコードエディターを利用しているエンジニアがターゲット。このプログラムの魅力は大きく3つあります。書いたコードが数値化されることで頑張りが可視化されモチベーションがアップすること、データの軽量化によりストレスなく動作が可能なこと、ローカルでも動作ができることです。

立石 大輝氏は「今後はランキングや時間ごとのコード量管理の機能を追加し、ユーザー数を増加させたい。code-de-kimotiyokuでよきエンジニアライフを送りませんか」と締めくくりました。

デジタルとアナログのいいとこ取りのメモツール「LTag」


書く場所に困る、容量が限られるといった紙のメモの課題を解決するのが、NFC(近距離無線通信)を用いたメモツール「Ltag」。専門家の意見も取り入れて高い技術力で開発している点や、利用者が使いたくなるプロダクトであることが評価されました。

NFCのシールにスマートフォンをかざすだけで、それに記録したメモを見ることができます。アプリからメモにアクセスすることも可能です。LINEアプリと連携することで、LINE利用者であれば都度ログインする必要もありません。

このツールは認知症の方の生活に役立つのではないかと、専門家からも評価を得ています。開発者のひとり、井上陽介氏は「今後ますます福岡を盛り上げながら、認知症フレンドリーシティとも絡めて開発を進めていきたい」と話しました。

「LTag」は、実際にユーザーテストを実施していることや、他の場面でも活用できそうな技術やアイデアであることが評価され、今回Engineer Driven Day企業賞も同時に受賞しています。

電光石火で連絡先を交換!名刺のようなSNSアプリ開発をした「Devroll」


名刺をヒントに開発された全く新しいSNS「Thundercard」。名刺とSNSを組み合わせたアイデアと、新しい技術を取り入れてアップデートし実装していることが評価されました。

紙の名刺のデメリットを解決するデジタル名刺は既に存在していますが、あくまでビジネス向けのもの。個人が気軽に、特にエンジニアやクリエイターを目指す若い世代が使えるサービスとして開発したのが「Thundercard」です。アプリを起動するだけで連絡先交換に必要な二次元バーコードを瞬時に表示。雷のような速さで連絡先が交換できます。ワンタップでチャットやメールなどの交流も可能で、コミュニケーションの幅を広げます。

上野 航輝氏は「これからグループ機能や無線での交換を可能にするなど、幅広く応用していきたい」と展望を述べました。

【企業が独自の視点で選定したEngineer Driven Day企業賞】

元気な時からもしもの時まで、互助アプリ「なかまのなかま」


認知症フレンドリーテックをきっかけに開発が始まった互助アプリ「なかまのなかま」。株式会社Progateのビジョンである「誰もがプログラミングで可能性を広げられる世界」と重なるプロダクトであることから受賞に至りました。

認知症がより身近になってくるこれからの社会において、認知症であってもなくてもみんなで備えることが大切となります。備えをするにあたって重要なのが社会参加です。

社会参加を促すきっかけとなるようなお店や地域の催しなどの地域資源情報を集約。元気な時から認知症を発症した後まで、多くの人が地域の情報を活用できるよう開発されたのが「なかまのなかま」です。普段は好みや位置情報から地域の情報が入ってくる情報アプリとして、もしもの時には助けてほしいことや位置を発信して、助けてくれる人とつながれるアプリとして使用可能です。

立ち上げメンバーの一人である原舞氏は「大切にしているのは、地域のみなさんと作ること。このアプリが本領発揮するには地域との協働が欠かせません。アプリの開発・実装において、これまで日の目を見なかった地域資源に光を当てていきたい」と話しました。

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