
【AIEL】専門学校の同級生で作った、楽しい開発コミュニティ
麻生情報ビジネス専門学校内野愛美さん(左)
麻生情報ビジネス専門学校関美優さん(中)
麻生情報ビジネス専門学校白神晴陽さん(右)
EFCが主催する開発コンテスト「Engineer Driven Day(EDD)」に2年連続で出場し、2年とも賞を受賞したチームがあります。メンバーは、同じ専門学校の同級生4人。EDD2025では、AIがユーザーの口の動きを読み取り文字に変換してメッセージを伝える通話アプリ「ノイス」を開発し、プロダクト部門およびEDD企業賞2つのトリプル受賞を果たしました。さぞ天才肌のメンバーかと思いきや、取材に集まった3人は、至って素直な専門学校生。メンバー結成のいきさつや取り組みのモチベーションについて聞きました。
手に職といえば、プログラミング
本日はよろしくお願いします。まずは、皆さんが今の学校に進学した理由から教えてください。
白神:幼少期からパソコンやプログラミングに親しんでいたわけではないのですが、今の社会はITで成り立っているので、そういった勉強をしておくのは必要なことかなと思って、情報系の学校を選びました。

白神晴陽さん
関:私たちも同じです。私と内野さんは、同じ高校の調理科出身で、パソコンとは無縁の世界にいましたね。
内野:そうそう。手に職を付けたいと思った時に、キーボードでカタカタとプログラミングをしている姿ってカッコ良さそうと思って、入学しました。
そうなんですね。そこから、現在のように積極的にコンテストに出るようになるまで、どのような変化があったのですか?
白神:授業でプログラミングに興味を持ったのですが、あくまで座学なので、実際に動くものを作ってみたいという気持ちがありました。そこで、ハッカソンに参加してみたら楽しくて、取り組むことへのハードルが低くなっていったんです。
内野:1年生の時に資格を取るために学んだ知識が、実際のプログラミングの際にも役立つことがわかってきて。触るうちに「楽しい」って思えるようになりました。

内野愛美さん
関:勉強だけじゃなく、自分たちの作りたいものを作る楽しさに目覚めたんですよね。そこから、EDDの初参加につながっていきました。
社会の役に立つアプリを作りたい
EDDには2024年、2025年と連続で参加してもらっていますね。
関:はい。プロダクトの応募が9月なので、夏休み期間を挟んで開発しないといけなくて、最初は進め方に苦労しました。メンバー同士もその頃はまだ知り合って浅かったので……。

関美優さん
白神:僕と東(メンバーの一人、取材時は欠席)は先に2人でハッカソンなどに出ていたのですが、2024年のEDD参加のタイミングで関さん、内野さんとも一緒にやろうということになって。最初にオンラインチャットで何を作りたいか、構成やUIなどを決めて役割分担しました。
内野:定期的に報告をしあって、悩んでいるメンバーがいたら「どういうところに詰まってる?」とチャットでサポートしながら進めていきましたね。
EDD2025に応募したアプリの開発について聞かせてください。
白神:EDD2024の時は個人が使いたいアプリを作ったのですが、次は社会に役立つアプリを作りたいという思いがあって、聴覚障害を持つ方のためのアプリ開発を考えました。
関:私が小学生の時、聴覚障害を持つ友達がいたんです。手話で気さくに話しかけてくれるんですが、私が手話がわからなくて悔しい思いをしました。もしその友達の話したいことが唇の動きから読み取れたら、もっと楽しくいろんな会話ができたんじゃないかと思って。

普段の活動の様子
大事なことですね。プレゼンに臨むにあたって、苦労した点はありますか?
白神:唇の動きを認識する精度向上ですね。最初は思った通りに動かなくて、AIに学習データを読み込ませるために、読唇術のデータベースなどを活用しました。字幕付きのYouTube動画も学習に活用して、だんだんと精度を上げていくことができました。
内野:私は、プレゼンの練習を頑張りました。決められた時間内で終わるように練習したり、聞いてもらってわかりにくいところを直したり。おかげでだいぶ成長できたと思います。

取材開始時は緊張していたものの、次第にほぐれていつもの3人に

他のイベントに参加、表彰されました

普段の活動の様子
学生のうちにできるだけ失敗しよう
AIELさんは、メンタリングやハッカソンなどのサポートイベントには参加せず、プロダクトの応募のみで2年連続賞を獲っています。EDDへの参加やプロダクト応募を検討している方に、アドバイスをお願いできますか?
白神:サポートイベントには参加したかったのですが、学校の授業もあり、メンバーがなかなか揃わなくて断念しました。それでも試行錯誤しながら自分たちで進めてみて、賞をいただくことができたので、学生でもこのようなやり方ができると自信になりました。
内野:大会に出るなんて、これまでしたことがなかったのですが、自分から挑戦して一つのことを突き詰めるのは、とても意味があると思いましたね。やりぬく楽しさを感じられました。
関:私も同じです。開発によって身につけたスキルを活かして、自分でも積極的に情報発信したり、今後の活動に繋げていきたいです。
白神:「実力がついてから出よう」と考えているとなかなか踏ん切りがつかないので、失敗する場と思って気軽に挑戦してみるのが良いと思います。
今後もますますのご活躍を期待しています。本日はありがとうございました。