
【作るっちゃん】好きを追いかけて、ゲームを作ろう!
作るっちゃん 主宰へのへのんさん
数多くのゲーム企業が集積し、ゲーム産業都市としても存在感を示す福岡。そんな福岡から、ゲーム制作を軸に学生や若手クリエイターがゆるやかにつながるコミュニティが生まれています。情報交換や技術の共有はもちろん、進路や将来の悩みまで、オンライン時代にあえて「集う場」を大切にしてきたのが、ゲーム制作コミュニティ「作るっちゃん」です。20歳という若さでコミュニティを主催する、へのへのんさんにお話を聞きました。
「大学4年間分は好きなことをして良い」と言われて
本日はよろしくお願いします。まずは、へのへのんさんの経歴について教えてください。
経歴と呼べるほどのものはないんですが、高校を卒業してそのままフリーランスになり、今はゲーム制作や受託開発などをしています。
この世界に入ったきっかけはなんですか?
「ゲーム以外の遊びをほとんど知らない」というくらい、ずっとゲームに親しんできました。両親の教育方針としても「普通の勉強をするより自分の好きを突き詰めて、技術を持ちなさい」ということだったので、PCを使ってほぼ独学で、いろんな技術を身につけていました。高校はN高で、「卒業後も大学4年分までは親がサポートするから好きを貫け」と言われ、そのままフリーランスとして、知り合いから頼まれた仕事を受けるようになりました。

ひと癖ある人たちが集まると、すごい
「作るっちゃん」にはどのように関わるようになったのですか?
高校卒業後にそのままフリーランスになったので、横のつながりが少ないまま社会に出てしまいました。だから、友達や仕事のことを相談できる相手がほしいと思っていたんです。親を除くと年に10人ぐらいしか人に会わない生活で、さすがにこのままではまずいかなと(笑)。それで、エンジニアカフェで行われているイベントに顔を出すようになって、「作るっちゃん」に出会いました。
特に「作るっちゃん」が気に入った理由はありますか?
まずゲーム作りという関心ごとが共通で、かつ年代が近い人が多いところですね。学生の場合、大学内のゲームサークルに所属している人が多いと思いますが、「作るっちゃん」のように大学を跨いで参加者がいる外部サークルに来るような人は、ひと癖あるというか(笑)、どこか“はぐれもの”のような雰囲気があって、自分にはしっくり来たんです。それで、参加して半年ほどで主催者が忙しくなってきたタイミングで、自分が運営を引き継ぐことにしました。今は、数名の運営メンバーと一緒に、運営管理をしています。
なるほど。実際に、どんな活動をしていますか?
オフライン会を月に1回、エンジニアカフェを会場に行うのが基本です。LT会やもくもく会、また半年に1回はゲーム開発を行うゲームジャムも開催しています。4人程度の参加者で小さくやる時もありますし、LTだと参加者も増えます。コロナ禍では学校のサークル活動ができなくなった代わりにこちらが活発になったりもしましたが、今は落ち着いてきていますね。
ゲームが好きと実感できる場所
ゲームを作ることの楽しさや魅力について、教えてください。
自分の感覚では、ゲームはグラフィックや音楽、脚本や演出も含めた総合芸術だと思っています。全方位からプレイヤーの感情を揺さぶって、それが一つの素晴らしい体験になります。ゲームの完成までにはたくさんの関連作業が必要になりますが、それでも最終形を想像しながらひとつずつ作業していくのは楽しいことです。まだ運営メンバーではない頃、作るっちゃんに参加した時に「ああ、自分はやっぱりゲーム作りが大好きだ!」って実感したんです。それが、コミュニティを続けるモチベーションになっていますね。

コミュニティ活動時の様子

今後の目標について聞かせてください。
熱量を持って続けていくことですね。といっても、学生コミュニティなので、あと1年ぐらいは自分でやりながら、次の世代に引き継いでいけると良いと思っています。自分も、今は猶予期間ですが今後の進路も考えないといけないので……。福岡をゲーム制作で熱い都市にしようという思いは、引き続き持ってやっていきますので、経験者はもちろん、同世代で面白いコミュニティを探している人は、ぜひ気軽に来てほしいですね。自分が知っていることは積極的に教えるので、一緒に経験を積んでいきましょう。
意欲が伝わる良いお話でした。本日はありがとうございました。

へのへのんさん私物バッグ。愛着のあるキャラクターやバッジでいっぱい