INTERVIEW

【EFCカタパルト参加者インタビュー】カタパルトは、自分の可能性を信じて広げていけるプログラム

株式会社オルターブース(福岡工業大学情報工学部出身)稲岡天駿さん

稲岡天駿さん 株式会社オルターブース(福岡工業大学情報工学部出身)

福岡市が主催する、大学や専門学校生、高専生のための特別プログラム「データエンジニア・カタパルト(以下、カタパルト)」。市内のIT企業がメンターを務め、実践的なプログラミング技術を、約5ヶ月間かけて学びます。

3回に分けて、カタパルト一期生として活躍した3名をご紹介する本記事。2人目は稲岡天駿さんです。カタパルト参加後にインターンをし、そのまま株式会社オルターブースに就職。カタパルトを通じてどんな変化があったかを伺いました。

失敗を恐れなくてもいい

本日はよろしくお願いします。まずは、カタパルトに参加するまでの歩みについて教えてください

はい。出身は大分県で、大分工業高校電子科を卒業して、福岡工業大学情報工学科に入学しました。初めてコンピューターを触ったのが小学生の時で、インターネットによって世界中が繋がることにとてもワクワクしたのが、この道を選んだ理由です。ただ、ちょうどコロナ禍で大学1年生まではあまり積極的に動けませんでした。2年生になって、「今年は新しいことに挑戦するぞ」と決めて、エンジニアインターンを探したんですが、うまく企業と繋がれなくて。そんな時にカタパルトの存在を知って、お金もほとんどかからないし、すぐに応募しました。

プログラムに参加して、最初の印象はどうでしたか?

大学の勉強はコンピューターサイエンスが中心なので、課題を解決するような実践的な内容には取り組んだことがなく、最初はうまくいかないことが多々ありました。でも、負けず嫌いな性格もあり、早く先に進めて失敗しながら理解するということを繰り返していたら、できるようになってきました。とにかく手を動かして考えていくという手法は、今の自分にも役立っています。

プログラムの中でどんなことを学んだのでしょうか?

PHPやLaravelを学んで、その技術をもとにアプリを制作する課題をしました。私たちのチームは全員メガネだったので、自分のメガネコレクションなどをシェアできるSNSアプリを作って。その時のメンターがオルターブース代表の小島さんで、色々とアドバイスをいただく中で、もっとこの世界を極めたいと思うようになりました。

チームで開発したアプリをプレゼンテーション中の稲岡さん(中央)。製作だけでなく、人前での発表も学びになる

参加するだけで終わらせず、積極的に関わって

いま振り返ってみて、カタパルトを通じて自分が得たものは何だと思いますか?

スキルの向上はもちろん大きいですが、人とのつながりができたことが一番よかったかもしれません。カタパルトの後に、株式会社ハックツが主催するハックツハッカソンにも参加して、自分より遥かにレベルの高い人たちにも会えたりして。刺激になったし、学校のつながりを超えた友達ができました。

その後、オルターブースへの就職までの経緯を教えてもらえますか?

カタパルトが修了してすぐ、休学することになったんです。ちょうど時間ができたタイミングでオルターブースのインターンに入ったので、本腰を入れて取り組めました。3ヶ月のインターンが終わる頃、代表の小島さんに「休学中ならこのままインターン続けてみる?」と言われて、ぜひと。それでアルバイトとして週5で働くようになり、翌春にそのまま大学を中退して就職することになりました。退学するのは大きな決断でしたが、今はやりたいことができているので、あの時の決断は間違ってなかったと思ってます。

最終日のDEMODAYでのひとコマ。同世代の仲間たちと、同じ目標に向かって切磋琢磨し合った貴重な時間となった

カタパルトに参加するかどうか、決めかねている人にアドバイスをお願いします。

迷っているなら参加してほしいし、せっかく参加するなら積極的に関わってほしいと思いますね。一人でやるんじゃなくて、みんなでやるのが勉強になるし、楽しいですから。私はカタパルトをきっかけに、福岡のエンジニアコミュニティに関わることができ、CloudNative Daysに登壇したり、JAWS Festaの運営に携わったりして、会社以外のつながりもさらに広がっています。積極的に利用すれば、とてもいい仕組みだと思うので、勇気を持って参加してみてください。

今後のご活躍に期待しています。本日はどうもありがとうございました。

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