僕にとって福岡は街も自然も好きです
株式会社ヌーラボ サービス開発部ベンさん(Benjamin James Lambert さん)
公開日:2019.2.14
エンジニアインタビューも第5回となりました。
今回は、オーストラリアから来られ、福岡市内の株式会社ヌーラボで勤務されている、ベンさんにお話を伺いました。同社広報の五十川さんにも同席いただきました。
-ベンさん、どうぞよろしくお願いします!オーストラリアは、どこの都市から来られたのですか?
ベン氏
アデレードっていう都市です。メルボルンの近くですね。
-ベンさんが、エンジニアになられたきっかけってなんでしょうか?
ベン氏
若い時から、13歳からパソコンを触っていて、友達もよくプログラミングしてたので、自分もやり始めました。ゲーム作ったりもしてたんです。
コンピュータサイエンスしたいと思って、大学に入ったときも、それを専攻しました。
-特に専門分野とかはあるんですか?
ベン氏
特にはないんですけど、コンピュータサイエンス学んでいたら、みなエンジニアになっていましたね。僕自身も、モノづくりが好きだったので。
-オーストラリアで仕事を始めたのですか?
ベン氏
ええ、アメリカの会社に就職しました。
-ヌーラボさんに入ったのは福岡が初めて?
ベン氏
いえ、日本に5年前来て、まず東京で、ソフトウェア開発会社に入りました。福岡には2017年4月に来たんです。
-ヌーラボに入られたきっかけは?
ベン氏
いろんなIT会社に面接をして、ヌーラボは一番働きやすそうだったんですね。
-働きやすい会社で表彰されてますよね。
ベン氏
そうですね、ストレスも少ないと思います。
-オーストラリアと、ここ福岡とで、エンジニアさんにとって働き方の違いは感じますか?
ベン氏
オーストラリアの会社は、リモートの会社というか、自宅で仕事をするスタイルだったんですね。だから一緒に働く社員がいない(笑)。
また、東京で働いていた頃は、日系企業だったんですけど、
日本では、皆話し合って決める、前に進むけど、外国では、誰かが決める。皆それぞれ何らかのリーダーで、その人が決める。
けど、日本は皆で話し合って決める。どっちがいいかはわからないけども、ここで仕事をするときには、それがうまくいっていると感じます。
例えば、プログラミングをするときにどの言語を使うか、後から変えることはとても難しいので、あらかじめ皆で話し合って決めることは大事ですね。
-福岡の印象ってどうですか?
ベン氏
街がきれいだし、街の中心なのに大濠公園みたいな大きい公園があって、住みやすいと思います。
ヌーラボだったら東京から福岡に拠点を移しても、例えば福岡が気に入らなかったら戻ればいいと思ってたんですけど、気に入って結局こっちにいますね。もう東京戻りたくない(笑)。
-今携わっている仕事はどういったものですか?
ベン氏
Backlogという、プロジェクト管理ツールです。
-やりがいとか、楽しさを感じていますか?
ベン氏
そうですね、自分にはプログラミングが合ってると思いますし、プログラミングしながら、デザイナーさんとデザインを話し合ったりするのが楽しく、やりがいを感じますね。
-技術力が必要になると思うのですが、ご自身の技術力を高めるために何かされていますか?
ベン氏
単に勉強するよりも、働きながら調べたり、話し合ったりといったことを通じてが多いですが、ここヌーラボで自分の技術が高まりました。
特に、自分より技術の高い人と仕事をすると、自分の技術も高まりますね。
-当面の目標などはありますか?
ベン氏
どうやったら開発スピードを上げられるか、新しい機能をうまく作る方法とか、自分の技術を高める、いいソースを作るとか、そういったことを身に付けたいですね。
-ほかに、エンジニアとして以外にめざすことはありますか?趣味などは?
ベン氏
日本人と同じくらいに日本語が上手になりたいですね。
あとは、自分のオフの時も、結構プログラミングします。自分用のプログラム作りたくて。自分で作れば、自分に著作権がある。
五十川さん
当社は副業が認められていて、自分で作ったプログラムも、著作権が認められるんです。
-エンジニアさんにとってはとても働きやすい環境なんですね。
五十川さん
あと、ベンは、友達を作るのがとてもうまいです。結構すぐ日本のコミュニティに馴染みます。
ベン氏
エンジニアとは関係なく、いろんな集まりですね。職種は関係なくって。
-日本語もとても上手ですしね。ところで、尊敬するエンジニアさんはいますか?
ベン氏
昨年福岡に来ました、スティーブ・ウォズニアック。彼は、昔から尊敬しています。
彼が書いた本も読んでいて、彼は自分で、一般人が使えるPCを作ったんですよね。
彼を見て、僕は誰でも使えるプログラミングを作りたいと思いました。
-福岡市としては、ベンさんのような優秀な外国のエンジニアさんにも、もっと福岡に来てもらいたいと思うのですが、何かアドバイスなどありますか?
ベン氏
元々日本に興味がある人が来るんだと思うけど・・
五十川さん
元々アニメとか日本のカルチャーに興味が強い場合が多い気がしますね。
ベン氏
英語でいろんな情報が入るといいというのはありますね。興味があっても、すぐに日本語が読めたり話せたりというのは難しいから。
-日本に興味がある人に、いかにして福岡を知って、来てもらうかですね。
ベン氏
そうですね、福岡の情報がなければ、まずは東京に行ってしまうので。
僕も最初は東京に行ったけど、
あと、外国人は転職することが多く、1年同じ会社にいることは珍しいので、IT系の会社がたくさんあると、働きやすいというのはありますね。
ベンチャー企業に入って、合わないと思った時、近くにいい会社がなかったら東京に行くかもしれない。でも、そういう会社があれば、安心感はあります。
-外国の方は自分の価値を高めながら、より技術を高めるために会社を移る場合もありますから、それができるような会社をもっと福岡に集積させたいと思います。ちなみに、そういった会社などの情報はどうやって調べるのですか?
ベン氏
まずはGoogle(笑)。福岡のベンチャー企業とか、IT企業とか、そういったキーワードで検索。ベンチャー企業を考える人も多く、福岡にベンチャー企業が多ければ、そこでの就職も考えるでしょう。
僕はここに来る前に福岡の情報を探したんですが、意外と見つからなかったんです。
Twitterは、自分がフォローしている人からしか大体情報を得ないんじゃないかな。
でも、もし気になる会社がTwitterとかやっていれば、情報として収集すると思います。
日本語が話せないけど福岡で活躍している外国人もいるので、ぜひ英語での情報発信があるといいと思います。
-福岡で楽しみにしているもの、遊びとか食とか、気に入っているものってありますか?
ベン氏
福岡はラーメンが素晴らしいですね。間違いなく(笑)。
僕にとって福岡は街も自然も好きです。海も山も近いですね。
東京みたいにコンクリートばかりではなくて、旅館とか温泉とか昔の日本を感じるのは東京より大きいですね。
福岡はまだそういった文化とかそう行ったものを感じる場所がありますね。
-ベンさん、これからも福岡でのご活躍を期待しています。今日はありがとうございました。
(来日5年にもかかわらず、とても上手な日本語でインタビューを受けてくれた、イケメンなベンさんでした!)
ベンさん 略歴
ロイヤルメルボルン工科大学(オーストラリア)で情報システム、
その後、