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AWARD REPORT

福岡から全国へ! 広がるエンジニアの力 | EFCアワード2023レポート3

2023年12月3日(日)福岡市のエンジニアカフェにて開催されたイベントのEngineer Friendly City Fukuoka AWARD2023の模様を、3回に分けてお伝えします。

受賞者一覧はこちら https://efc.fukuoka.jp/award2023/

イベント動画配信はこちら https://youtu.be/6H_hIv0fTFs

第3回はトークセッションのレポートです。

トークセッション「Flutterの魅力とコミュニティの紹介」

EFCが主催するハッカソンコンテストEngineer Driven Dayで、Flutterを使っている参加者も多いことから、Flutterの第一人者である株式会社ゆめみのFlutterリードエンジニアKota Hayashi氏に話を伺いました。ファシリテーターはEngineer Cafeの村上純志氏です。

Flutterとは、Googleが開発したフレームワークで、単一のコードでiOS・Androidアプリが作れることがメリットの一つ。コード変更が即座に反映されるなどの開発者体験の良さも好評で、多くの企業で採用されています。iOSとAndroidの開発を1人のエンジニアでできることから、人材リソースの少ないスタートアップ企業にも人気です。

デメリットは、見たり触ったりするとネイティブコードの開発ではないとわかることと、不向きなケースもあること。Hayashi氏「ネガティブな面も理解しておくことで、よりFlutterを活かした使い方ができる」と話しました。

セッションの後半はコミュニティ活動について。「ソフトウェア開発はコミュニティに支えられている」とHayashi氏。OSS(Open Source Software)、カンファレンスやミートアップ等のイベント、技術記事、SNSなどのコミュニティ、といった4つの観点から話を進めました。

Hayashi氏自身も「Fukuoka Flutter Fanclub」というコミュニティを2023年8月に立ち上げて活動しています。福岡でオフラインイベントを開催することを目的とし、オンライン勉強会やDiscordでの交流、外部イベントへの参加もしています。Flutterのオフラインイベントを定期的に開催している地域は、東京、福岡、沖縄だけだそうです。

最後にHayashi氏はエンジニアを目指す人に向けて、次のようにアドバイスしました。

「コミュニティ活動をやるべき、生成AIは課金するべき。未経験からの転職時にはスクールという選択肢もありますが、その後は実務かコミュニティから学ぶしかありません。実務の中では限界があるため、コミュニティで学ばざるを得ないと思います。コミュニティ活動は、情報が得られたり、人脈が広がったり、メリットばかりです。コミュニティも大事ですが、より手軽に情報を得られるAIも重要。課金するとより質の高い情報を簡単に得られるのでおすすめします」

EFCアワード2023レポートまとめ

EFC AWARDも今回で5回目。2023年もエンジニアにまつわる様々な取り組みや新しいプロダクトが表彰・発表されました。
第1号の認定式が行われたエンジニアビザは、福岡を今後ますます「エンジニアが集まる、活躍する、成長する街」にしてくれるでしょう。

2023年はようやく新型コロナウイルスによる制限もなくなり、企業やコミュニティも活発さを取り戻してきた年でした。また、ChatGTPをはじめとする生成AIが急速に広まった1年でもあります。AIがグッと身近になる中で、エンジニアの力が求められる機会は一層増えるはず。
福岡のエンジニアの活躍や、エンジニアが生み出すプロダクトの進化から、今後も目が離せません。