INFORMATION

CATAPULT

5か月間に及ぶ学生向けデジタル人材育成プログラム『DATA ENGINEER CATAPULT』の最終成果発表DEMO DAYを開催しました!

昨年9月にスタートした、大学生・専門学校生・高専生向けの本格的エンジニアブートキャンプ『データエンジニア・カタパルト』は、5か月間に及ぶプログラムの最終成果を発表する舞台「DEMO DAY(デモデー)」を実施し、23名の学生らが制作したデータ活用型Webアプリを披露しました。

 

本プログラムは、エンジニアを目指す福岡の学生に最先端的学びとコミュニティを提供し、地元のIT・スタートアップ企業と接続する福岡市初の取り組みで、これまでMVCフレームワーク、アイディアソン・ハッカソン、データサイエンスという流れで、リアルな経営課題を解決するためのエンジニアリングを学習してきました。

 

第二フェーズの講師(株式会社オルターブース、代表・小島淳氏)と一緒にエラーについて考える学生たち

プログラムの集大成となる最終フェーズでは、福岡のIT・スタートアップ企業のエンジニアにメンターとして参加いただき、実際にメンター企業らが抱える事業課題を学生も一緒になって考え、そして学生主体で「データを活用したWebアプリ」を制作してきました。

 

その最終成果を発表する舞台DEMO DAYを、インターン採用を検討する福岡のIT・スタートアップ企業をお招きして、エンジニアカフェとオンラインで開催披露しました。

まず、高島市長から「テクノロジーの進化によって、新しいニーズが生まれてきている。皆さんの力で、福岡から世界を切り開いていくような価値を生み出していくことを大変期待をしています。」と開会の挨拶がありました。

福岡市の髙島宗一郎市長による主催者代表あいさつを、真剣に傾聴している学生たち

 

そして、823名の学生たちによるデータを活用したWebアプリの発表を行いました。
多様な企業が集まり、事業課題はもちろん、出来たWebアプリも多岐にわたっていました。

音声からキーワードを抽出し、データとして活用する方法について説明する様子

 

DEMO DAYでは観覧企業の皆さまから発表チームへの評価投票も行った結果、株式会社エミシス様にメンターとしてご支援いただき、「社内のエンジニアの技術力可視化Webアプリ」を制作したチームがオーディエンス賞に輝きました。

エミシスチームの作成したプロダクトは、技術点・サービス点ともに最高評価を獲得しました

エミシスチームの作成したプロダクトは、技術点・サービス点ともに最高評価を獲得しました

また、DEMO DAYを視聴いただいた福岡のIT・スタートアップ企業からインターンオファーを募った結果、60件を超えるオファー希望をいただきました。企業から頂いたオファーは、後日、事務局を通して学生たちに共有され、学生エンジニアとして地場でのインターン採用に繋げる予定です。

 

データエンジニア・カタパルトに参加した福岡の学生たち、5か月間お疲れ様でした!

 

参加した学生からは、データエンジニア・カタパルトのプログラムを通してよりエンジニアリングに興味が沸いているとの声をいただきました。今後もエンジニアや地場の企業と協力しながら、「エンジニアが集まる、活躍する、成長する街」づくりに取り組んで参ります。

 

<データエンジニア・カタパルトを修了した学生たちの声>

「今回のデータエンジニア・カタパルトを通して、特に最終フェーズでは、メンターさんに本当に親身になってサポート頂き成長出来ました。その中で、『データについて』またそれがどのような可能性を持っているのかを考える機会を頂きました。」

「デモデーまでは緊張や不安感が大きかったのですが、皆の発表を聴いて、
自分自身で考えたデータ基盤の知識が、この先どう繋がっていくのかたくさんのヒントをもらい、達成感を通り越して、『次何をするか』という考えで頭が独占され、他の企業の方々に自分が考えた基盤の欠陥についてアドバイスを頂いて『やり切った、それで終わり』という形を通り越した結果に自分自身も大変驚きました。」

「今回はデータエンジニアカタパルトに参加できて本当に良かったです。私の人生の分岐点になると思いますので、とてもいい刺激でした。これからも頑張ります!」

 

データエンジニア・カタパルトの「DEMO DAY」の様子は、エンジニアカフェ公式YouTubeにてアーカイブ動画をご覧いただけます。

 

各チームのプロダクト概要

■Team-a
メンター企業: 株式会社Fusic
プロダクト概要:  顧客のAWS利用状況分析Webシステム
FusicのAWS課金代行サービスを利用している顧客データを分析し、顧客の利用状況やサービス全体のトレンドなどを可視化することで、より踏み込んだ営業に繋がるWebシステム

■Team-e
メンター企業: カラビナテクノロジー株式会社
プロダクト概要:  社員のコミュニケーション促進ツール
リモートワーク拡大により、減ってしまった社内コミュニケーション。それを解決するために、話したい人が話したい話題でグループを作り、離れていながら繋がりを作る。また、動画保存することで、参加できなかった人も話すためのきっかけを得ることができるアプリ。

■Team-b
メンター企業: 株式会社クアンド
プロダクト概要:  ビデオ会議の録画動画のサムネイル自動生成ツール
ユーザーがプロダクトをどのような文脈で使用しているかを可視化するために、録画データを音声テキスト化し、そのテキストから重要なキーワードを抽出するアプリ

■Team-f
メンター企業: 株式会社エミシス
プロダクト概要:  社内のエンジニアの技術力可視化サイト
日々成長するエンジニアの技術力を管理し、それらのデータをもとに社内の技術力を可視化し、エンジニアの検索、案件に対しての最適なアサインを可能にするプロダクト。

■Team-c
メンター企業: eatas株式会社
プロダクト概要: 管理栄養士Yahoo!知恵袋&Qiita
「e+lab」という、管理栄養士のスキルアップをサポートするコミュニティサイトです。Q&Aと記事を投稿する機能があります。管理栄養士版Yahoo知恵袋+Qiitaのようなものです。

■Team-g
メンター企業: 株式会社YONDE
プロダクト概要: AR 利用者の印象・感情分析アプリ
ARの効果測定を可能にするWEBアプリを作りました。インスタグラムの投稿から、AR利用者のリアルな感想を取得し、アンケートから、顧客企業が知りたい情報をピンポイントで収集することが可能です。

■Team-d
メンター企業: 株式会社ヌーラボ
プロダクト概要: 社員のトレンド可視化ツール
社内の非同期コミュニケーションとコミュニケーションコストを下げるため、メールやチャットなどのタスク管理ツールで行われている話題のトレンドを可視化するツールです。

■Team-h
メンター企業: キャンプ女子株式会社
プロダクト概要:  LINEを活用したキャンプ用品予約アプリ
キャンジョさんが現在行っているキャンプ用品レンタルは、利用者側も管理者側も基本手動対応で行っています。そのため人的ミスが生じてしまうほか利用者も使用しにくいなどの問題があり、今回はその問題を解決するためのアプリを開発しました。