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「OSS Gate Fukuoka」-3 commits- 開催レポート

2019年9月10日・11日の2日間、「OSS Gate Fukuoka」-3 commits-が開催されました。

3回目となるこのイベントは、エンジニアフレンドリーシティ福岡における、福岡のエンジニアの人材育成・能力向上を図る取組みのひとつです。
ITエンジニアとして成長するための有効な手段であるOSS開発に参加する「入り口」を提供するワークショップ型のイベントです!

初めてエンジニアカフェ開催となった今回のイベントには、「ビギナー」(OSS未経験者)と「サポーター」(OSS経験者)合わせて15名程度のエンジニアの方々が参加されました。
始めのアイスブレークでは、自己紹介と共に「普段は使用する側なので貢献したいと思い参加した」、「プログラミングを始めてまだ数か月だが、知識や技術を吸収したいと思い参加した」など、各自が自己紹介と共に参加への思いを話しました。

次に、「OSS Gateとは?」という基本的な所からの説明やOSS Gateの開催趣旨や目的、GitHubのissue機能の紹介やフィードバックをするまでの流れを聞くことが出来ました。
重要点は、やはり作業メモを書く事の大切さ。
何かする毎に書く(例:ドキュメントを読み始めた)など、細かく作業をメモすることで、他者にも伝わるフィードバックを作成出来るという事を学び、開発者にとってわかりやすく説明することが大切であると教わりました。

今回のワークショップで対象とするOSSは、ビギナーのみなさんが使っているOSSからそれぞれ決めるということで、
・ライセンスを確認する
・難易度は考えなくていい
・一番ときめくもの
などの基準で各自が選びました。

公式サイトを開く、 作業メモを書く、 概要を読む、 作業メモを書く・・・という作業の流れを確認し、その後各グループに分かれて各自で実際にOSSを動かしてみました。

2日目は、フィードバックについて。
開発元に上手くいかなかったことを報告する方法を学びます。
整理する(自分で自分の気持ちを理解)→開発者にとってわかりやすく説明→適切な場所に報告(GitHubのissue機能等)の流れを実際に行いました。

ポイントは、開発者にとってわかりやすくなるように報告をすること。
説明をするときは省略しない、自分の事を全く知らない他者に説明することを意識する、という視点を学びました。
参加された皆さんは熱心に取り組まれ、ユーザーとして動かすところからフィードバックを行うところまでの一連の流れをこのワークショップで体験することが出来ました。

ワークショップの終わりに、サポーターからは「参加されたビギナーの皆様は、今日でOSS経験者になりました!」という言葉が。
これには参加者から自然と拍手が沸き上がりました!

他にもサポーターからは「いつもスルーしてるところがフィードバックポイントだったりする」「コードを書くだけがOSS開発参加方法じゃない」「やり方を知ればやれる」など、つい頷いてしまう言葉と共に、「明日からもやってみよう」「継続参加してほしい(OSS Gateにはサポーターの存在が不可欠)」という想いも話されました。

最後のアンケートもOSSGateらしくGitHubで回答し、本イベントは終了となりました!

 

「OSS Gate Fukuoka」は、興味はあるけど自信がないという方に、ワークショップで体験してもらうのが目的のイベントです。
今回も女性や学生の方など様々な方がいらっしゃったようにどなたでも参加できますし、OSS Gate Fukuoka はこれからも門(Gate)を開き続けますので、少しでも興味のある方はお気軽に参加ください!

今回も開催いただいた熊野さんをはじめ、サポートいただいたすべての関係者の皆さま、ありがとうございました!!

(イベントページはこちら)