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EngineerFriendlySpace開催レポート

今回はエンジニアフレンドリーシティ福岡(EFC)の共催イベント「EngineerFriendlySpace」のレポートです!

このイベントは、エンジニアに関連して福岡市内に存在する「場所(スペース)」に注目し、改めてエンジニアという職種とコミュニティの存在、その受け皿となる「場所(スペース)」について話し合うことを目的に開催されました。
(イベントページはこちら→ リンク  )

福岡市の担当者からEFCとエンジニアカフェについて説明が行われ、続いて3つのパネルディスカッションが行われました。

まずは「エンジニアにおけるスペースとは?」というタイトルで、
 株式会社ヌーラボ の橋本 正徳氏 、株式会社オルターブースの小島 淳氏、合同会社01waveの永野 英二氏、福岡市役所の富田氏 の4人によるセッションです。
エンジニアとなり、キャリアの過程で経営者としての道を選んだ方が、その視点から考えるエンジニアという職種について、また場所やコミュニティの必要性などについてお話しいただきました。

「エンジニアとのかかわり方」というトピックでは、「技術者」と「非技術者」との間のコミュニケーションについて話題に。
非技術者と技術者が会話する際、技術者がとる「表現」と、技術者が実際にその表現に込めている「意図」、そしてその表現を聞いた非技術者側の「解釈」との間にミスマッチが起こることがしばしばある、という話題に来場者からも共感の声が上がっていました。 中でも、ミスマッチについて分かり易くまとめているTwitter投稿を参考として投影した際には、多くの人が頷いていました。 話題に上がったTwitter記事はこちら

また今年8月にエンジニアの交流拠点としてオープンする「エンジニアカフェ」、昨年EFCで行われた「OSS Gate」の活動について、これは福岡市が主体となってスタートしたわけではなく、福岡市内のエンジニア達から、こういうものが欲しいという要望を出し、福岡市がそれに応えることでかたちとなったもの、という話も。

これらの話題の根幹にあるのは、エンジニアと行政が双方理解するための「コミュニケーション」と語る小島氏。
エンジニアカフェ等の場所ではお互い気軽に接してコミュニケーションを深めていけたら、といった話が出ていました。



続いては、福岡市内でコミュニティを主催している方々によるパネルディスカッション。
タイトルは「エンジニアコミュニティの運営について」

登壇者は、株式会社オルターブース 松村優大氏、株式会社CenterQ 山田 美穂氏、GMOペパボ株式会社 三宅悠介氏、株式会社イノベーター・ジャパン 赤瀬 剛氏 です。

福岡市に数多く存在する福岡市のエンジニアコミュニティ。その運営者である皆さんがコミュニティの運営を始めたいきさつや、その運営を続けていく秘訣、これからの活動についてお話しいただきました。

“自分の会社以外の人と集まって勉強会をしたり、イベントを開催したりするのは、あまり他の業種ではない環境。その環境を楽しんで欲しいし、機会があればやってみてほしい”
“自分が初めてコミュニティ活動に参加した時に優しくしてもらった経験、そういった環境を他のエンジニアさんにも共有していきたい”

それぞれのコミュニティ活動に対する想いが、直に伝わってくるセッションでした。

 

最後は、福岡市でエンジニアのためのコワーキングスペースを運営している方によるセッション。
タイトルは「スペースが担う、エンジニアの未来」です。
登壇者はGeek Studioコミュニティマネージャー の吉野 雅耶氏、FukuokaGrowthNext運営事務局の 仕田原 和也氏、G's ACADEMY FUKUOKAのコミュニティマネージャー兼広報の山崎 有紀氏です。

普段あまり語られない、スペースの運営者たちにとってのエンジニアと共に活動して行くことの面白さ、何を目指して運営しているのか。そして、福岡市のエンジニアのために必要だと考えるコワーキングスペースについて話していただきました。

パネルディスカッションの後は、エンジニアカフェの運営事業者であるNPO法人AIPの村上純志氏からエンジニアカフェの概要についてご紹介。
そしてそこから会場に来ていただいた皆さんでイメージを膨らませ、エンジニアカフェに求めるもの、エンジニアカフェで一緒にやりたいことについて、自由にディスカッションやアイデア出しを行い、飲食物を片手に大いに盛り上がりました!

今回のイベントには70名を超える福岡市のエンジニアやコミュニティ関係者の方に参加いただきました。
EFC、そしてエンジニアカフェは、福岡のエンジニアの皆さんと共に考え、共に創っていくムーブメントです。
エンジニアさん一人一人の色々な意見によって、これからのエンジニアカフェやEFCがかたち創られていく。
そんな未来がみえてくるようなイベントとなりました。