コミュニティの目的
データエンジニアリングを通して福岡を盛り上げることを目指しています。データエンジニアリングに関心のある方々が集まり、知識や経験を共有しながら、スキル向上やネットワーキングを促進する場を提供することを目的としています。
データエンジニアリングは、データ活用のためにデータを収集・保存・加工・管理する技術領域のことで、データ基盤の設計から MLOps 、データマネジメントなど、領域は非常に広範です。日々の業務ではエンジニアが一人で課題を抱えてしまうことも少なくありません。私たちは、そうした課題を皆で議論し、互いに学び合える場を提供します。
コミュニティの活動開始時期:
2025/01/01
イベント開催頻度:
おおむね 2~3 か月に 1 度のペースでイベントを開催しています。LT、相談会、輪読会といった異なる形式のイベントをバランス良く企画することで、運営の負担やトピックが偏らないよう配慮しつつ、参加者が興味を持ちやすいように学びの機会を提供しています。
コミュニティの活動内容
活動はライトニングトーク(LT)、相談会、輪読会が主になります。LT ではデータパイプラインやデータメッシュ、データ品質、 Data-Centric AI などを、実務事例とあわせながら共有します。相談会では、分析基盤のデータモデリング、 ETL サービス選定など各々が持ち寄った具体的な悩みを壁打ちします。輪読会では話題の記事やブログを読み、設計の考え方や適用条件を整理しながら実務ではどうするか、等を議論します。
コミュニティ運営について
(1)コミュニティに新しく参加しやすい、初心者でも活動しやすい取組として、工夫している点
初めての方や初心者の方でも安心して参加できるよう、様々な工夫を凝らしています。イベント告知では「初心者歓迎」を明記し、データエンジニアリングに関心のある方なら誰でも参加しやすい雰囲気を作っています。また、 Connpass や SNS での情報発信も、イベントの魅力が伝わるように行っています。
事前の準備は不要で「聞くだけ」の参加も歓迎しており、気軽な第一歩を踏み出せるようにしています。さらに、イベント冒頭の自己紹介タイムや懇親会を通じて、参加者同士が自然と交流し、次回の参加への心理的なハードルが下がるよう配慮しています。
(2)参加者同士の情報共有ができるような取組として、工夫している点
SNS 利用を促すことでイベント内容やイベント状況を共有しやすい雰囲気を作っています。また、 Slido 等のサービスを使ってリアルタイムに質問や意見を投稿できる仕組みを導入することでコミュニケーションを活発化するように工夫しています。情報共有は、後から追いかけやすいことを大切にしています。 LT の資料や参考リンクを集約し、イベント後もアクセスしやすく整理しています。
(3)コミュニティ活動を継続するための工夫や、より良い運営のために改善に努めている点
持続可能なコミュニティ運営のため、常に改善を意識した活動を心がけています。LT、輪読会、相談会を計画的にローテーションすることで、企画の負担や内容の偏りが無いようにしています。また、参加者アンケートを事前に実施し、当日の議論テーマに反映させることで、参加者の関心事に沿ったコンテンツを提供しています。イベント内外の何気ない会話から得たフィードバックも、次回のテーマ設定や時間配分、形式の改善に活かしており、こうした小さな改善を丁寧に積み重ねることで、無理なく、かつ価値ある運営の継続を目指しています。
エンジニアの活躍・成長について
(1)コミュニティメンバーの成長に向けて、言語や開発手法などの情報収集・共有について工夫している点
特定の言語にこだわらず、データ基盤の設計・構築、 ETL / ELT パイプラインの開発、DWH の運用、データモデリング、 MLOps やデータマネジメントなど幅広い領域をカバーしています。 LT では事例ベースの知見を、輪読会では理論や設計の考え方を共有することで、理解を深めたり参加者が聞きたい内容を盛り込んでいます。
(2)メンバー各々が勉強会やセミナーに登壇するなど、メンバーが主体的にコミュニティ活動に参加できるように工夫している点
主体的な参加を後押しするため、初登壇歓迎の 5〜10 分LT枠を常に設けています。幅広いテーマを扱っていたり、登壇内容を SNS 等に投稿することで次回以降の参加ハードルを下げる試みを実施しています。
(3)その他、アウトプット創出やスキル習得、開発効率化など、コミュニティメンバーの成長について工夫している点
イベント時間外のコミュニケーションもできるように、Slack に専用のワークスペースを設けています。そこでは、専用のチャンネルを用意し、参加者が自身の興味や課題に合わせて情報交換できるようにしています。簡単な質問から、業務で直面している具体的な課題の相談まで、いつでも気軽に投稿できる雰囲気です。他の参加者や運営メンバーが意見やアドバイスを送り、イベント後も継続的に学び合える場になるように心掛けています。
エンジニアコミュニティの文化や魅力向上について
(1)コミュニティ活動等について、情報発信への取組
情報発信は Connpass を中心に、イベントの概要やアジェンダ、登壇資料、関連リンクを整理して公開します。 SNS での積極的な情報発信も行っており、Connpass と連携させることで、より多くの人に活動を届けられるようにしています。また、イベント中はハッシュタグ「#FukuokaDataEngineer」を活用しています。
(2)エンジニアコミュニティ全体を盛り上げるような取組。
イベント内で他コミュニティの紹介を行ったり、他のエンジニアコミュニティで LT 登壇した際に自コミュニティの宣伝を行ったりしています。今後は他コミュニティとのコラボイベント等を企画しながら、福岡のコミュニティ全体に貢献していきたいと考えています。